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『咲-Saki- 阿知賀編 said-A』 とはなんだったのか!? 【前編】

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『咲-Saki-』および『咲 阿知賀編』について









人気美少女麻雀マンガ『咲-Saki-』(以下、“本編”と呼称 ※主人公:宮永咲と混同するため、こちらで表記する)より、
初のスピンオフ作品である『咲-Saki- 阿知賀編 said-A 』(以下、“阿知賀編”)


物語の始まりの舞台を奈良・阿知賀、そしてそこで生まれ小学生の頃に本編の副主人公:原村和と
麻雀によって絆を結んだ“高鴨穏乃”(タカガモ シズノ)を主人公とし、
和との過去と別れ、そして年月たち和が出場する麻雀インターハイへ
夢を掲げ奮闘する様子を描くスピンオフとなっている。


saki02.jpg
主人公:高鴨穏乃 本編の主人公と対称的な元気あふれる少女である。


またこの阿知賀編の特徴として、漫画版の方を先行しながら、その半年後にアニメ版を地上波放送したという、
当初からメディアミックスを前提とした作りになっている。
そのため漫画連載時からメインとなる阿知賀女子にはキャストが決まっており、
声優イベントとなどが積極的に行わた。



「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」の声優が「MJ5




~特徴~

この阿知賀編を“人気作のスピンオフ”とカテゴリーした場合、大きな特徴となるのは先に示した通り、
アニメ化を前提として展開された作品であることであろう。

シナリオ面では本編の原作者:小林立から阿知賀編のネームを
スタッフへ直接渡され、そこから脚本を起こし、アニメが制作されている。

漫画版の方は立のネームを元にしており、また各連載事に作者自らの監修も入っている。
また背景の方も小林立が協力しており、時折本編で見られる実写をトレースしたような背景が垣間見える。



またシナリオ面での特徴としては、この手のスピンオフには珍しく本編の人気キャラではなく、
新たに描き起こされたキャラクターをメインにしていることだ。

漫画連載時は本編に阿知賀編主人公:穏乃は登場してはいなかったが(単行本では少し描かれている)
本編のストーリーと時間列が重なったときには、和との再会という形でやっと初登場した。


saki03.jpg
咲-Saki- 第103局「再会」より


またもう一つの特徴としては、アニメ版の地上波放送では物語の中盤までしか放送されず、
最終回までのエピソードはAT-X、ニコニコ動画など地上波以外で放送、配信されたことである。

これら上記の理由、経緯は不明だが総合すると
スピンオフ作品にしては、大変稀なケースであったと言えるだろう。




~テーマ~

"咲"のスピンオフ作品である阿知賀編のテーマとしては、
主人公:高鴨穏乃とその阿知賀女子を中心に、原村和の過去と、本編ではおそらく描かれないであろう、
インターハイのAブロックの模様を描くことである。

また本編からインターハイAブロック、阿知賀の障壁となる相手に、
本編の主人公:宮永咲の姉である、宮永照率いる“白糸台”が登場している。



saki04.jpg
中心/先鋒:宮永照、右端/次鋒:弘世菫、左手奥/中堅:渋谷尭深、右手奥/副将:亦野誠子、左端/大将:大星淡
(準決勝時の順列で記載)


白糸台は主人公のラスボス的立ち位置にいながら、本編では顔出し程度でしか登場せず、
具体的な能力やキャラクターは描かれていなかったため、実にファンを惹きつける大きな要素であった。

他にも咲本編で未だ明かされない、また明かされる事がないであろう世界や物語を、
新たなチーム“阿知賀”の視点で描いたのがこの『咲-Saki- 阿知賀編 said-A』なのである。





~ストーリー~

物語の中心は本格的な闘牌が行われるインターハイAブロック準決勝であり、
物語の半分がこの準決勝での闘牌となっている。



-前半/阿知賀ストーリー-
前半ではチーム阿知賀の出身地である奈良・阿知賀からインハイ2回戦までの話であり、
彼女たちがインターハイ準決勝まで辿り突くまでのストーリーを描いている。


-後半/準決勝-
後半ではAブロック準決勝を描き、阿知賀以外の他校、
千里山女子、新道寺、そして白糸台の視点も入り混じり話が進んでいく。

各対戦別で見ていくと、
先鋒:怜、次鋒:泉、中堅:憧、副将:哩、大将:淡
(ただし右のはあくまで分量、メインということであり、他の選手の回想、視点も入っている)
を中心に、準決勝が進んでいく内容となっている。





~評論~ -マンガ『咲-Saki-』の魅力とそれに追随する阿知賀編-


この『咲-Saki- 阿知賀編 said-A』を語るにはまず本編『咲-Saki-』を見ていく必要がある。
個人的に“咲”の良さは主に以下3つの要素に分けられると考える。

①主人公:宮永咲とライバル兼友人の原村和とのバディ要素

②“能力麻雀”というロジック

③“咲”独自の対決システム“麻雀団体戦”によって起こる、主人公以外の視点が入り混じる群像劇

と、以上のようにまとめる事ができるのではないだろうか。


①は同性2人による協力・友情が障壁を乗り越えて行くストーリーであり、
例を挙げるなら最近待望のアニメ化となった『ジョジョの奇妙な冒険 第2部』の
ジョジョとシーザーが織り成す、熱い友情ストーリーなどがあるだろうか。


saki05.jpg
2人の友情が道を切り開く


②は単純に麻雀マンガ特有の面白さ、且つ麻雀マンガというジャンルにおいても、
"咲"の闘牌は上手く描かれている方であると言われ、雀士と雀士の熱い勝負を繰り広げている。


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能力ではないが麻雀自体に新たなロジックを見出した鷲巣麻雀(アカギ 〜闇に降り立った天才〜 より)


③は麻雀マンガとしては異例と言える、5人×4チームによる少女たちが入り乱れた団体戦である。
これに主人公チームに様々なエピソードや要素(同性友情、師弟関係、チームの団結ets)を無理に入れ込めず、
相手チームにそれら要素を入れ、描写することによって、"咲"という漫画に大きな幅を持たせている。

またこの団体戦によってスポーツマンガのような“互いに健闘しあうスポーツマンシップ精神”のような、
麻雀マンガとは対義的とも言える描写すらも"咲"は網羅しているのだ。




これら1つ1つを題材として漫画を描いても十二分に面白い作品になれるような要素ばかりだが、
それら全てを含んでいるのが、この『咲-Saki-』という作品であり、
その作品に多くのファンが生まれ、スピンオフが作られるまで人気が出るのは当然のことであると言える。




~"咲"を阿知賀では再現できているか!?~

そして問題となるのが、これらの本編を構築している要素を、
阿知賀編がちゃんと取り込んでいるかということだ。

①バディ的要素、いわゆる百合的要素はもちろん阿知賀編にもある。
とくに準決勝先鋒で活躍した園城寺怜は同じチームの大将:清水谷竜華との
友情、チームへの思いにより、劇中で“能力を進化させる”という描写をみせている。


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親友:竜華を思いながら、死闘を果たした怜


だが問題はこのバディ要素が物語の牽引役である阿知賀に、存在しているわけではないということだ。
これにより“同性同士の友情が物語を切り開く”という本編の大きな要素を、
阿知賀編がカバーしているとは言いがたい。

もちろん阿知賀チームにバディ、百合的な要素がないわけではない。
例えば主人公:穏乃はインターハイという夢を抱き、一念発起するきっかけには、
和が関わっており、穏乃の中に秘められれた和への思いが物語を動かしている。


saki08.jpg
穏乃と和の間にある麻雀で、2人はなにを手にしたのか………?

だがこの“和との友情”が阿知賀全体のストーリーを動かすのはこの場面のみであり、
穏乃の闘牌シーンや、チームに立ちはだかる障壁を越えていくシーンに、
和との友情が生かされる描写は残念ながら見出す事はできない。

また仮に“和との友情”が物語の核であったとしても、
本編の“相乗効果で成長していくバディ要素”とは一致せず、
その部分に置いては本編を構築する①の要素を阿知賀編に見出すことは難しいであろう。




では②の闘牌描写はどうであろうか?
これはおそらく先に上げた3つの要素で、1番再現がされなかった部分であり、
同時に、1番難しい要素であっただろう。

本編の闘牌シーンは小林立自身が丁寧に描いており、
それを阿知賀編でも再現しようとすれば、多くの負担を作者に負わせることになる。
そのような事は現実的に不可能であり、
自然と阿知賀編の闘牌描写は薄い、あるいはカットされたモノとなる。

saki09.jpg
この闘牌シーンこそ咲の見所


正直この部分を責め、阿知賀編を指摘するのは、厳しいものがあると個人的には感じている。

だがファンの中では「この闘牌描写こそ咲1番の見どこ」と考えている人間もいることは事実であり、
そのことを鑑みれば“咲のスピンオフを行う意味”というのも考えさせられる。
どちらにしろ②の要素は難しい部分なのだ。



最後に③の要素である団体戦によって起こる群像劇は、阿知賀編には存在しているかどうかだ。

これは阿知賀編でも“団体戦”というロジックを採用している以上、
再現することは可能であり、また容易いことである。


saki10.jpg
主人公チームとは全く関係ないところで撃ちあい始めます。


事実、上記で記載した通り各対戦の中心となるチームはバラバラであり、
阿知賀以外の視点を取り入れつつこのAブロック準決勝の模様を、見事に描写していると言えるだろう。

もちろんと部分部分で言葉足らずなところや、引っかかる部分がないと言えば嘘になるが、
それでも本編特有の麻雀を囲んだ群像劇は再現されている。




以上のことを踏まえると、全体的に阿知賀編が完璧に本編の良さ、要素を抑えている
スピンオフであるとは絶対的には言えない。
だが、要所要所は“咲”を再現しており、またスピンオフと見た場合は、
十分であるという評価も可能であろう。


次回、後半ではミクロな視点にたって阿知賀編を見ていきたいと思います。




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  1. 2013/03/06(水) 00:33:35|
  2. saki
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